1970年以前の国産スポーツカー、名車!
本日は…70年代以前の国産スポーツカーを紹介していきマス!
今回はこの3台!左から…
・トヨタ スポーツ800 '65(TOYOTA Sport 800 '65)
・ホンダ S800 '66(Honda S800 '66)
・トヨタ 2000GT '67'(TOYOTA 2000GT '67)
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まずはトヨタのスポーツ800から!
トヨタのスポーツ800は昭和40年(1965年)から昭和44年(1969年)まで製造された小型スポーツカーです。通称「ヨタハチ」
580kgと言う超が付くほどの軽量ボディと空気抵抗の少なさから45馬力(45ps)と言う非力な馬力ながらも優れた性能を持っていマス。
空冷水平対抗2気筒OHVエンジンで790cc,45馬力と言う小さなエンジンながら軽量ボディと空気抵抗係数0.35と言う数字から最高速度155km/hをたたき出しています!(当時の1500ccクラスの匹敵する速さデス)
当時の販売価格は59.5万円デス。
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2台目…ホンダのS800!
ホンダのS800は昭和41年(1966年)から昭和45年(1970年)まで製造された上と同じく小型のスポーツカーです。通称「S8」「エスハチ」
ホンダのS500、S600の次に生産されたSシリーズの第3弾デス!
こちらは755kg、水冷直列4気筒DOHCエンジンで791ccの70馬力(70ps)で最高速度160km/hデス。
当時の販売価格は56.3万円デス。
トヨタの2000GTは昭和42年(1967年)から昭和45年(1970年)まで製造されたスポーツカータイプの乗用車デス!あくまで乗用車ではありマス!
こちらは当時スポーツ800があったが、2000cc超の乗用車を生産するトヨタのイメージリーダーとして格が不足していて…本格的な大型スポーツカーを生産していなかったトヨタ社が輸出市場やレースで通用する性能を持った車を生産するべく造られたマシンです。
スペックは1,120kg、3M型直列6気筒DOHCエンジンで1988cc、150馬力(150ps)を誇りマス。
ちなみに、トヨタとヤマハが共同開発し、トヨタがヤマハに生産委託していた車デス。
当時の発売価格は238万円で、今の感覚で言うと1500万~2000万円デス。
ですが、生産に手間がかかりすぎて…コスト面では釣り合わず、常に赤字覚悟での販売であり、「高価な広告費」と言う名が付きそうな車でもありマス。
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レースでの活躍!
トヨタのスポーツ800とホンダのS800は同時期と言うのもあり、ライバルとして認識されています?
ホンダのS800は4気筒DOHCでとにかく速いデス!…が重さで曲がりにくいのと燃費の悪さで泣きマス…。
トヨタは対照的に軽さゆえに操縦性の良さ、燃費の良さ、タイヤ磨耗の少なさが武器にし、極端にピット回数を減らせる利点がありまシタ。
鈴鹿500kmではノーピット、尚且つ燃料も30%も残っていたという話がありマス。
更に整備性の良さからエンジン丸ごと交換するという荒技も可能であり、ピットによるタイムロスが少なく、長距離レース(耐久レース?)ではその長所が際立ちまシタ。
一方トヨタの2000GTは66年に第三回の日本グランプリから参戦し、プロトタイプレーシングマシンのプリンスR382に次ぐ3位表彰台に上りまシタ。
アメリカのレースには1968年に参加、シェルビーコブラで有名なシェルビーアメリカンの創設者、キャロル・シェルビー(Caroll Hall Shelby)さんに委託され参戦したが成績は良くありませんでした。
そこでシェルビーさんは元レーサーでありシボレーコルベットの開発チーフであったゾーラ・ダントフ(Zora Arkus Duntov)さんに極秘アドバイスを求めていたが…手を尽くしたものの「肝心のエンジンが駄目だった」ために性能向上の打開策が見込めずに成績挽回にはいたりませんでシタ。
以上!
ちなみに今回のこの画像はゲーム「グランツーリスモスポーツ」で撮りました。
殆どがwikipediaとゲーム内での説明からの引用です…無知で…ニワカですみません…。